12月22日の記事

座り込んだ、そのまま汗を拭った。

ゆっくりとスライドを二回引いた、

10、11、・・・後5発

反対側の階段の方に投げて見る、何も起こらない。

目の前の、上の踊り場の窓に投げて見る。

カツン・カン・カン・カン結構な音がしたが何も起こらない

呟く「我慢強い連中だな」

廻りを見る、段ボールの切れっ端がある

這って行きライフルの実包を三つ寄せて立て

段ボールを乗せた。

また這って戻って来る。

呟く「引っかかってくれると良いが」

こっちに飛んで来るなよと思いながら、トリガーを絞る、

一瞬で段ボールが跳ね上がり、ガラスが割れる

飛び起き階段を駆け上がる、踊り場の直前で右の壁に

13・14と打ち込む、上の階まで上がる直前で

階段に伏せた廊下のガラスが割れた、

呟く「早いねぃ」

マガジンを替えた、残弾を一つ抜き出す。

呟く「アイツは実戦経験があるかな?」

やな予感がして真上をみた、トリガーを絞る

一人落ちてきた。

それを眺めながら思う、デカイ目の男だな?と思う

やな顔だ

考える、一瞬でだ

踊り場まで戻り応戦するか?打って出るかだ?

踊り場は、場内・スナイパー両方から死角になる、が長期戦になってしまう。

あえて上の階に出るかだ、後者を選ぶ、落ちてくる奴の右肩に二発目を打ち込む

奴の体が大きく右に回る、アクションがでかくなる、観てるはずだ。

廊下に滑り込みながら、右の肩を打つぐるりと回るはず。

窓と窓の間のコンクリートの壁の部分に立つ幸いガラスは吹き飛んでる。

私はライフルは左目左手撃ち、ハンドガンは右手撃ちだ、セフティを解除する。

ゆっくりと、本当にゆっくりとライフルを突き出す

スナイパーは壁の向かって左を見ているはずだよな

丸くなる、むろん左右は危険地帯だ。

廊下の左右から丸見えになってるはずだ。

スコープをのぞく待つ、待つ、待ちつづける、不意に奴が動いた。

迷彩の上下、じっと居ていれば目立たない、

が動けばやたらと目立つ

トリガーを絞る 奴がひっくり返る、木々に引っかかりながらずり落ちていく

さらに二発を叩き込む、三発目を叩き込む、やつは戦力外になったはず

残弾
ベレッタ73発 ライフル34発

階段を駆け上る。




一段飛ばしで上がって行く


突然電話が鳴った、飛び上がるほどビックリした

自分を罵った、自分で自分の場所を宣伝してるようなものだ。

ポケットから引っ張りだしながら、転げるように下の踊り場まで降りてゆく

ライフルを落として来てしまった。

非通知!!バカヤロウと思いながら出る、喋りはしない「そこはほとんど制圧したよ」

奴だ「後一体だけだ」

「はあ?」

お前は 見ているのか?

「上の階右から出てくる」

ベレッタを向ける、何かが出てきた、とっさにトリガーを絞る

何かが破裂した。

呟く「なんだ、今のは?」

受話器から「終わりだ。」

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